わが家の愛犬・小夏(マルプー生後8ヶ月)が避妊手術を受けました。
まだまだ子犬だと思っていたのに遂にこの時が来たか…という感じで、手術することが決まってからは本人(本犬?)以上に私が緊張しまくり!
かかりつけの動物病院で言われた、犬の避妊手術後の過ごし方は以下のような感じです。
- ご飯はいつものフードで大丈夫。
- サークルに入れるなど閉じ込めなくともフリーにしてあげてOK
- 犬がおもちゃを持ってくるなど遊びたがったら軽く付き合ってあげて良い。
- 犬が散歩に行きたがったら軽い散歩であればしても良い。
- お風呂やトリミングは抜糸後、傷の治り具合を確認してから決めるのでしばらくはNG。
お医者さんに言われたことは、いつもどおりの環境でなるべくリラックスして過ごせるようにしてあげるのがいいということでした。
あれしちゃダメ!これしちゃダメ!という厳しい禁止事項は言われず。
むしろ『軽くだったら散歩してもいいんだ?』とちょっと驚きです。絶対安静だと思ってた~。
お医者さんが言うには、人間はお腹を切るとしばらくヨタヨタだけど犬は案外タフとのこと。(個体差はああり)
でも小夏は散歩には連れて行きませんでした。
外に出たら喜びで大ハッスルしちゃいそうだし。傷口が開いたら一大事ですからね。
時々おネジがとれて走りまわっちゃうの
というわけで、うちの愛犬が避妊手術後どのように過ごしたかも、1日ずつ記録しました。
犬の避妊手術後の過ごし方を知りたいという飼い主さんの参考になればと思います。
犬の避妊手術後の過ごし方【手術当日】動物病院に入院
当日は朝9時から11時までに小夏を病院に連れてくるように言われていたので、小夏を車に乗せて10時半に病院へ行きました。
犬の避妊手術をする場合、動物病院によって1日入院するパターンと当日帰宅するパターンがあるみたいですね。
小夏の場合は1日入院するほうでした。
病院に到着後、先生から手術の説明を受けて高まる緊張。
先生の説明はざっと以下のような感じ。
- 全身麻酔をするが絶対安全とは言えない
- 手術は午後から開始して14時までには終わる
- 14時を過ぎても連絡がなければ無事に終了したと判断してよし
……とのことでした。
全身麻酔は命にかかわるリスクがあるし、やっぱり怖くて超不安だった。
今後は全身麻酔をする機会が来ないようにしなくてはと固く決意。
で、全身麻酔するならついでに乳歯を抜いてほしいと先生に相談しました。
小夏は乳歯がまだ上下に残っていたんです。
先生に確認してもらったら4本生えたままだったよん
抜け替わはずの乳歯を残しておくと、歯石がつきやすくなったり歯周病になったりする恐れがあるそうで。
犬の抜歯も全身麻酔が必要な処置なのです。
もう乳歯が自然に抜ける気配はないし、また全身麻酔しなくていいようにいっぺんに処置してしまおうと前から決めていたのでした。
結果、ついでに乳歯を抜くこと決定。
避妊手術と乳歯を抜くのとあわせても、14時までには終わるとのことでした。
こうして小夏を病院にあずけて帰宅したものの、14時を過ぎるまでは心配で何をしても身が入らず…。
15時になってようやく『連絡来なかった!無事に手術が終わったんだ!』と胸を撫でおろしたのでした。
犬の避妊手術後の過ごし方【術後2日目 】動物病院を退院
術後1日目。
入院していた小夏を動物病院に迎えに行きました。
お迎えは午前でも午後でもどちらでもいいということでしたが、早く迎えに行ってあげたかったので朝9時に病院へ。
麻酔・手術・入院とストレスつづきで小夏も早く家に帰りたかっただろうと思います。
病院に到着後、小夏に会えるのを待っていると診察室のドアが開き、エリザベスウェア(術後服)を着た小夏が出てきました。
(エリザベスウェアは、事前に用意して病院に預けておいた)
びっくりしたのは、私を見るなり尻尾をブンブン振ってタタターッと軽い足どりで駆け寄ってきたこと。
あれ!?思ってた以上に元気だぞ!!??
再会がうれしいのか退院がうれしいのか、私に飛びつく小夏。
想像していた以上に元気で仰天です。
ひとまず抜糸をするため、7日後にまた病院へ行くことになりました。
小夏を連れて帰宅すると、家族に再会して尻尾ブンブンブンブン!
やっぱり元気で嬉しそう。
「さすが小夏、元気だね~」なんて言ってたんですが、ここから変化が…。
小夏がいつも寝ている部屋(わたしの寝室)に連れていき、ちょっと落ちついた頃。
今までに見たことないくらい、小夏がおとなしくなりました。
声をかけながら様子を見ていましたが、じーっと静かにしつづけていました。
どうやらさっきまではわたし達に会えたのが嬉しくて元気になっていただけで、本当は傷口が痛むようです。
尻尾も下がっていて、いつものハッスル小夏はどこへやら…。
手術や入院で疲れがどっと出たのかも。
入院中は術後に点滴をして、針をぬかないよう首にエリザベスカラーを付けていたんだそうです。
初めてのエリザベスカラーは不快だったろうし、ましてや慣れない病院で熟睡できなかったかもしれない。
お腹が空いてるだろうから、ご飯をあげたら完食しました。
食欲旺盛なのでいつも完食ではあるんですが、この日は食べるのがちょっとゆっくりでした。
普段はもっとガツガツ勢いよく食べるので、やっぱり調子が良くないんだと思います。
食後は横になって眠りはじめました。ぐうぐういびきをかいて。
この日はそのままゆっくり寝かせてあげました。
抜糸するのは7日後の予定です。
犬の避妊手術後の過ごし方【術後3日目】ぷるぷる震える
術後2日目。
朝起きた小夏は調子は悪くなさそうでしたが、体に触ると小刻みに震えていました。
私の方へ近づいてくるので動けるくらいには元気があるんだろうけど、痛みがあるのかプルプルしている。
特に寒かったわけじゃなく、普段も朝に震えてるということがないので、やっぱり痛みのせいなのかもしれない。
かわいそうで体をさすってあげました。
朝ごはんを食べた後、いつのまにか震えも止まりました。
昨日は家に帰ってからずっと大人しかったけど、今日はウロウロ動き回っている。
おもちゃで遊びたがって私の膝に乗る。
傷は痛くないのか!?痛みはあっても甘えたいのかな??
支障があるといけないのでおろそうとするけど、何がなんでも膝に乗っていたいみたいでおろされても乗っかってくる。
お医者さんが『わんこは痛ければ何もやらない・動かない』と言っていたので、その言葉を信じて小夏の好きにさせてあげました。
夜になる頃には元気というより活発で、遊ぼうよ!の誘いが何度もありました。
犬の避妊手術後の過ごし方【術後4日目】もう回復!?
術後3日が経って、小夏は朝から元気に動きまわっていました。
私が起きると「おはよー!」と言わんばかりに、ジャンプして飛びついてきました。
あんまり激しく動くと、傷が開くかもしれないからヤメテくれ~!
昨日、今日と尻尾もクルンと上向きにあがっています。
おもちゃを持ってきては、遊ぼうよ遊ぼうよ!って感じ。
力もぐいぐい!
もう回復したんじゃないかっていう勢いです。
とりあえずコーフンさせすぎないように加減しながら、遊びに付き合ってあげました。
こっちが冷静に遊んであげているのが物足りないのか、湧いてきた元気をもてあそんでいるのか、ジャンプばっかりしちゃいます。やめさせようにも難しい…;
抜糸までの期間の課題は『いかに大人しくさせるか』に切り替わったのであります;
犬の避妊手術後の過ごし方【術後5日目 】服ぬぎたーい!
今日も元気! 食欲もりもり! 術後4日と思えない活発ぶり。
しかしエリザベスウェアを着続けているのが不快なのか、脱ごうとする動きが増えてきました。
背中のマジックテープをくわえて、剥がそうとする……。
しかしマジックテープは、しっかりした作りなので剥がれることなし。
あきらめない小夏は、グルグルとその場を回転することになるのでした……。
しかし、これだけ体を曲げてグルグル回れるんだから、やっぱりもう、さほど痛くないのかも?
服があんまり好きじゃない小夏にとっては、エリザベスウェアをずっと身に着けているのは、心地いいものではなかったと思います。
脱がせてあげたかったけど、キズをなめたらあかん。
ごめんよ~と言いながら、見守るしかないのでした。
こちらは、昼寝中の姿。
ベッドがら半身でちゃう、いつものスタイル。リラックスしてるように見えました。
小夏は脱ぎたがってたけど、このエリザベスウェア(術後服)は買ってよかった。
full of vigor(フルオブビガー)というお店の服です。
傷口をしっかりガード200%!って感じだし、小夏が脱ごうとしても脱げず、破れず、ほつれずでした。
布地も縫製もしっかりしてる。
オシッコするところ&ウンチをするところに穴があいてるから、排泄時に服もワンコの身体も汚れませんでした。
病院で推奨されているエリザベスウェアなだけあります。
ケチって安物を買わなくてよかった。
犬の避妊手術後の過ごし方【術後6日目 】いつもと変わらぬ姿
術後6日目の、昼寝姿は仰向け。というか、おっぴろげ。
普段、小夏は私の部屋で寝ています。
退院後は私の部屋から出さずにいましたが、だいぶ調子も良さそうなのでリビングへ連れていきました。
案の定、元気に遊びました。その姿は、ホントもういつもどおりです。
明日はついに、抜糸の日だぞ~!
無事に抜糸できるといいな。傷口ちゃんとくっついてるといいな……!
犬の避妊手術後の過ごし方【術後7日目 】ついに抜糸!
術後7日目、抜糸をする日です。
朝いちばんで、動物病院に向かいます。
病院に到着後、エリザべスウェアを脱ぎ、術後の傷跡を初めて確認。
お腹にぽつんとした糸の結び目が、3つありました。
先生が『糸の見えない縫い方』と言ってたけど、ほんとに結び目以外は糸の姿がわからない感じ。
糸を切るとき、小夏が海老ぞりになって「いや~!」と抵抗しました。
が、声をかけながら顔周りを撫でてあげたら落ち着きを取り戻し、最後まで大人しく抜糸することができました。
先生からは、
お散歩 = 普段どおりOK
お風呂 = 1週間後にOK
と言われました。
これで、ようやく元の生活に戻れる~。
エリザベスウェアを脱いで、快適そうな小夏。
ボール遊びもルンルンです。
お散歩OKとのことだったので、久しぶりに外出!
いつもと至って変わらない、歩きっぷりでした。
小夏も久しぶりのお散歩で、心なしか気分がよさそう。
来週にはお風呂も入れるようなんで、そしたら完全復活です。
今日までよくがんばったね、小夏~!
【おまけ】犬の避妊手術 費用はいくらかかった?
上の画像は、避妊手術の費用を支払ったときのレシートです。
総額、41,382円。
ですが、うちの子の場合は乳歯を抜いてもらっているので、その分の代金が含まれちゃっています。
なので、その分を差し引いて避妊手術だけの金額をだすとこんな感じ。
- 犬避妊手術 ¥27,000
- 静脈点滴処置 ¥3,000
- 注射 ¥1,200
- 内服薬 ¥920
- 処方量 ¥500
合計32,620円で、税を入れると35,882円です。
が、避妊手術には事前検査が必要です。
うちの場合はレントゲン検査、血液検査、超音波検査をやって、30,140円(税込)でした。
なので、合計71,522円ということになります。
ちょっと相場よりも高くないかい!?って思ったんですが、愛犬が尿色異常の疑いがあったので、その検査も兼ねている関係上、プラスアルファでお高くなっているのかもしれません。
【犬の避妊手術後の過ごし方】手術当日から抜糸まで ~マルプー(生後8ヶ月)の場合~ まとめ
この記事を書いている地点で、術後20日が経ちました。
小夏は術前のように、元気いっぱい。体調が悪くなるようなことはありませんでした。
お腹のキズは、目立たないを通りこして『キズ痕どこ?」ってくらい、わかりません。
※キズ痕については、写真を載せた別記事に書きました。
子供を産ませる予定がなければ、前向きに考えたほうが良いとされてる犬の避妊手術。
リスクはゼロじゃないけど、結果的に避妊手術をしてよかったと今のところは思っています。
犬の避妊手術後の過ごし方、あくまでうちの子の場合ですが、少しでも参考になりましたら幸いです。