子犬との暮らしが始まったものの「他の犬に吠えちゃう…」「人見知りが激しいかも…」と不安になることありませんか?
私もそんな悩みを抱えながら、愛犬の小夏との毎日を過ごしていました。
この記事では、実際に私が試した『子犬を社会化させるための方法』を、体験記としてまとめています。
犬慣れ・人慣れ・外慣れ…とそれぞれ取り組んだエピソードが、これから子犬の社会化トレーニングに挑戦しようとしている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。
【子犬を社会化させる方法】実際にやった3つのこと

早速、私がお迎えした子犬(マルプー♀小夏)に行った3つの社会化トレーニングについて紹介します。
- 犬慣れ:パピーパーティーに参加した
- 人慣れ:パピーパーティーの参加者さんや友人たちと交流した
- 外慣れ:抱っこ散歩で外の世界に慣れさせた
以降で、それぞれの体験談を詳しくお話していきます。
【子犬を社会化させる方法】犬慣れ編:パピーパーティーに参加!
小夏が散歩デビューしたばかりの頃、他のワンちゃんに遭遇するとビビって固まるか、ダッシュで逃げ出していました。一度吠えてしまったこともあります。
このままでは将来、他のワンちゃんに会うたびにギャン吠えする犬になってしまうのでは…と心配になりました。
そこで、子犬のうちに他の犬に慣れさせたいと思い、まず市営のドッグランへ行ってみることに。
そこではさまざまなサイズのワンちゃんが遊んでいましたが、小夏はやはりビビり気味。
柴犬のパピーちゃんが近づいてくれたのに、逃げまわり、ベンチの後ろに隠れたり私を盾にしたりと、まったく交流しようとしませんでした。
普段の散歩とこのドッグラン体験からわかったのは、小夏は自分より大きなワンちゃんが苦手ということ。
そこで、月齢や体格が近い子犬同士ならどうだろう?と思い、パピーパーティーに参加してみることにしました。
参加したのは、全部で4頭だけの小規模なパピーパーティーです。

屋内で遊ぶのではなく、屋外の公園でみんなでお散歩したり駆けまわったりするような青空パーティーでした。
集まったのは、小夏と同じ月齢4か月のパピーちゃんたち。
普段は他のワンちゃんにびびる小夏も、小さなパピーちゃんたちは怖くなかったようで、平然としていました。
とはいえ、どうしていいのかわからなかったのか最初はポツンとしていた小夏。

様子を見ているうちに他のワンちゃんたちに興味がわいてきたのか、次第に自分から近づいていくようになりました。

そして自然とプレイバウ((おしりを高く上げ『遊ぼうよ!』と誘うしぐさ))をするように!これには本当に感動しました。
パピーパーティー後は、犬連れOKのイタリアンへ飼い主さんたちやドッグトレーナーさんと一緒に行ってランチしたのですが、その時も小夏は他のワンちゃんたちと仲良く遊べていました。
というかワンちゃんに慣れたことで気が大きくなったのか、かなり積極的にぐいぐい近づいたり追いまわしたりしていました。
小夏はこの1回のパピーパーティーだけで『他のワンちゃんと遊ぶのは楽しい!』と学んだみたいです。
このパピーパーティー以降、すっかり他のワンちゃんに物怖じしなくなりました。子犬でも成犬でも、犬種は問わずへっちゃらです。
その後も2回、3回とパピーパーティーに参加しましたが、小夏は毎回ウキウキるんるん♪


すっかり積極的になり、消極的なワンちゃんに逆にビビられていました。
だけど小夏は気にもせず、自分から他のワンちゃんに近づき、プレイバウのポーズを繰り出していました。
その様子を見て、小夏の犬慣れミッションはコンプリートできたなぁ~と思いました。
2歳になった今も、出会ったワンちゃんすべてに、もれなくプレイバウをします。
ワンちゃんによっては、ヤメロとばかりに吠えられることもあるけど、めげることなくプレイバウをお見舞いする小夏です。
あんなに他のワンちゃんにビビってた子が空気を読めない陽犬に変貌を遂げました。
結果的に、パピーパーティーは小夏にとってとても良い経験になりました。
【子犬を社会化させる方法】人慣れ編:パピーパーティー+人にどんどん会わせる
小夏はもともと人懐っこい性格でしたが、それが子犬特有のものなのか、成長とともに選り好みするようになるのか不安もありました。
そこで、家族以外の人ともたくさん交流できるよう、意識的に機会を作るようにしました。
まず、さっきもお伝えしたパピーパーティー。パピーパーティーでは犬同士の交流だけでなく、他の飼い主さんやトレーナーさんなど、さまざまな人と触れ合える場でもありました。
特に、子どもや男性・女性といった多様な年齢・性別の人と接することができたのは、人慣れの幅を広げる上で良かったと思います。

さらに、友人や親せきを家に招いたりして、たくさん遊んでもらいました。小夏も嬉しそうで、家族以外の人とも仲良くなることが「楽しい」と思ってくれたようです。
散歩中に声をかけてくれる方にも積極的に対応し、撫でてもらったり、軽く話しかけてもらったりすることで、知らない人=怖くない、という印象を持ってもらえたように思います。
【子犬を社会化させる方法】外慣れ編:散歩デビュー前から外へ出かける
子犬の散歩はワクチン接種を2回してからということで、散歩を始めたのは月齢4か月を過ぎてからでしたが、その前から犬用スリングに入れて抱っこ散歩をしていました。
やはり外の音に慣れていないと、驚いてパニックになっちゃうこともあるだろうと思ったからです。外のあらゆる環境音を聞き慣れさせようと思いました。

当時は真夏だったので、1回10〜15分程度を目安に、朝夕2回の抱っこさんぽを実施。
メッシュ素材の夏用スリングを使って、熱がこもらないよう工夫しました。
最初は大きな音に驚いたり、他のワンちゃんに吠えられるとビクッとなることもありましたが、その都度すぐにおやつをあげて、「怖くないよ、大丈夫!」というポジティブな印象づけを徹底しました。

こうした取り組みのおかげで、今ではトラックの走行音や救急車のサイレンにも慣れ、落ち着いて散歩できるようになっています。
工事の音など初めて聞く大きな音には、まだびっくりすることもありますが、子犬の頃と比べると格段に成長したと思います。
ちなみにドッグトレーナーさんには「抱っこ散歩はあまり意味がない」と言われたのですが…私は「そうかな?」と感じていて、少なくとも小夏には充分意味があったと思うんですよね。
外に出ることで、風や匂いや環境音、動いてる車や自転車や人から刺激を受け、外の世界がどういうところなのか覚えてもらえたと感じています。
子犬を社会化させる方法やってみた!犬慣れや人慣れのためにやった3つのことまとめ

うちの小夏には、今回紹介した3つの方法(パピーパーティー、人とのふれあい、抱っこ散歩)がすごく合っていたようで、犬慣れ・人慣れ・外慣れのすべてにおいて効果があったと感じています。
ワンちゃんによって合う方法やペースはさまざまだと思うので、焦らず、無理なく、できることから少しずつ取り組んでいけば、それがいちばんの近道かもしれません。
この記事が、これから子犬の社会化に取り組もうとしている飼い主さんの参考になれば嬉しいです!