愛犬が喜んで食べていたドッグフードを急に食べなくなるということがありました。
もともと食いしん坊なので珍しいことで、もしかして体の調子でも悪いのかと心配したのですが、試供品のドッグフードやオヤツをあげてみたら、喜んでガツガツ食べました。

食欲あるんかーい!とツッコミを入れちゃいましたが、このことから『いつものドッグフートに飽きちゃったのね…』と判断しました。
とはいえ、うちは定期でドッグフードをまとめ買いしてあったので、『じゃあすぐにでも別のドッグフードに替えましょう!』というわけにもいきませんでした。

なんとか愛犬にドッグフードを食べてもらうために、試してみた工夫が3つありますので、今回はそんなエピソードをお届けしたいと思います。
犬がドッグフードに飽きたかも?とお悩みの方に少しでも参考になりましたら幸いです。
ドッグフードに飽きた!?愛犬の食いつきを復活させるためにやった3つの工夫
先にお伝えしたとおり、私はドッグフードをたっぷりまとめ買いしてあったので、せめて買った分だけでも愛犬にドッグフードを食べてもらいたい考えでした。(安全性の高い無添加ドッグフードは決して安くない!汗)
愛犬の食欲をかきたてるべく、いくつか方法を試してみました。そのうち効果があって大正解!と思えたやり方は以下の3つです。
愛犬の食欲が復活した工夫(1)パピー期に還ろう!ドッグフードふやかし法

ドッグフードに飽きてしまった愛犬にまず試したことは、子犬のときのようにドッグフードをぬるま湯でふやかしたことです。
こうすることでドッグフードの匂いがたって、食欲がそそられるようでした。

クンクン!いいにおい~♪
うちの愛犬はあまりお水をこまめに飲まないタイプなので、ドッグフードをふやかすことで水分補給にもなるし一石二鳥!と思いました。
ただその一方で、もう子犬ではないワンちゃんがふやかしたフードを食べるデメリットというのがあるんですよね…。
★ふやかしたドライフードを成犬に与えるデメリット
- 歯に食べ残しがつきやすく、歯垢が溜まりやすい
- ふやかすことでフードが膨張し、必要な栄養を摂取しにくくなる
- 柔らかいものを食べ続けることで、噛む力や腸内の動きや胃の働きが弱まる
- 水分を多く含むふやかしたドッグフードは、雑菌が繁殖しやすい
これらのデメリット、特に『歯に食べ残しがつきやすく歯垢が溜まりやすい』というのが、すごく気になりました。
犬も歯周病になったり、それが原因で全身疾患に影響がおよぶこともあるみたいなので、結局ドッグフードふやかし作戦は少しの期間だけでやめることになりました。
普段から歯磨きがパーフェクトなワンちゃんにはおすすめの方法です。
愛犬の食欲が復活した工夫(2)フードを知育玩具に入れて狩猟本能を刺激!

うちの愛犬はおもちゃも大好きなので、フードを入れるタイプの知育玩具を試してみました。
お皿に出すと興味なさそうなくせに、知育玩具にフードを入れて渡してみたところ、おもちゃからフードを出すという行為が楽しいみたいで、ノリノリで知育玩具と格闘しはじめました。
知育玩具は犬の狩猟本能を掻き立てるんだそうです。
うちの小夏はもともと好奇心旺盛でやんちゃなこともあり、知育玩具が合ってるみたいです。
ちなみに新しく買い与えた知育玩具でも、もともと持っていた知育玩具でも、両方でフードを食べたので大成功です。

頭を使いながらフードを取り出すので、犬の知能が刺激されて認知症予防にもなるそうなので、知育玩具めっちゃおすすめです。
デメリットがあるとすれば、知育玩具にフードを少量ずつ詰めなくてはならないという手間でしょうか…。
急いでいるときなんかは地味に面倒だったりします。が、わんこに悪影響はないので飼い主さんに余裕さえあれば是非!
愛犬の食欲が復活した工夫(3)とっておきの手段!トッピング大作戦

とっておきの最終手段は、フードのうえにワンちゃん用のふりかけやジュレをトッピングすることです。
たったこれだけで、いい香りがして一気に食欲増進フードに早変わり!しかも、かけるだけでOKという手間いらず。
用意している段階で、小夏は『早くちょうだい!』と食べたい気持ちMAXになりました。

写真ではジュレをかけているだけですが、ドッグフードとよく混ぜたほうが、より食いつきがいいです。

お・い・し・そ~♡
あと、香りが強めのふりかけのほうが圧倒的に食いつきがいいですね。
たとえば鶏ささみのふりかけだと、うちの子にとってはさほどそそられないようで、砂肝やお魚系のふりかけだと、尻尾をぶんぶん振って食べてくれます。

ちなみに大好きなピューレタイプのおやつがあるんですが、これ単体だと大喜びなのに、フードに混ぜると知らんぷりなんです。
考えられることは、やっぱり香りだと思うんですよね。

ピューレのおやつは香りが優しすぎて、ドッグフードを一緒に食べるほどの嗜好パワーはないみたいでした。
あと、いつも小夏が飲んでいるヤギミルクの粉末もふりかけてみたんですが、これにも興味を示さず。

水に溶かしてミルクにすれば、喜んでガブ飲みするんだけどなぁ。
しかし手間いらずで効果抜群のふりかけやジュレをかけることにも、やっぱりデメリットはあるんですよね。
ふりかけやジュレのとびきりの美味しさに犬が慣れてしまい、ドッグフード単体では食べなくなる可能性があります。
多く与えてしまうと偏食を引き起こし、栄養バランスの乱れにつながることもあるそうなので、適度な使用を心がけなくてはいけません。
今はどーしてる?ドッグフードに飽きた愛犬のその後について

上記3つの工夫をこらして、まとめ買いしておいたドッグフードをなんとか消化してくれた小夏。
ふりかけやジュレの嗜好性が高すぎてドッグフード単体を食べてくれなくなる恐れがあったので、長期で食べさせないよう、買いまとめドッグフードが全部なくなったと同時に、新しいドッグフードに切り替えました。
もちろん突然切り替えると胃腸に負担がかかる場合があるので、最後の一袋になったあたりから、徐々に新しいフードを一緒に混ぜて慣れさせていきました。
犬が一度ドッグフードに飽きてしまうと、新しいフードに切り替えても一時的に食べるだけで、またすぐに飽きてしまうことがあるそうです。
それを知って内心ヒヤヒヤしてたんですが、新しいドッグフードは美味しさ的にも体調的にも合っているようで、かれこれ10ヶ月ほど食べつづけています。
それと「フードローテーション」も取り入れました。
これが愛犬のドッグフードへの飽き防止に、かなり効いているんじゃないかなと思っています。
~ フードローテーションとは ~
数種の異なるドッグフードを定期的に与えることで、飽きや栄養の偏りを防ぐ食べさせ方。
様々な食材からバランスよく栄養を摂取できる他、愛犬に食への関心を持たせたり、嗜好性のバランスを保つのに効果的。消化器官を強化するメリットもある。

犬がドッグフードに飽きた!?愛犬の食いつきを復活させるためにやった3つの工夫 まとめ

愛犬が突然ドッグフードに飽きたり食べなくなると、やっぱり心配になってしまいますよね。
今回は「ぬるま湯でふやかす」「知育玩具の活用」「ふりかけやジュレのトッピング」と、うちの愛犬に試して効果があった3つの方法をご紹介しました。
どれも手軽にできて、わんこの様子を見ながら調整できる方法ばかりなので、「うちの子も最近ごはんに飽きてきたかも?」と感じている方のヒントになれば嬉しいです。
あなたのわんこの健やかな食生活が続きますように!